食事・栄養

おやつ選びで気をつけていること(概論)

また新コーナーを始めます。いくら健康に気を遣っていても、おやつや甘いものはやめられないもの。特に女子は甘いものでストレス発散するようなところがありますから、甘いものを禁じてしまうと返ってストレスが増大してしまう恐れもあります。私も例にもれず甘いものが好きで好きで、わかっていてもなかなかやめられません。おやつを無理に禁じようとするのではなく、比較的安全なものを選んで食べるようにしています。そこで、今回は健康ヲタクの私が市販のおやつを選ぶ際に気をつけていることをご紹介してみたいと思います^^今回は概論!

まずは、おやつの何が身体に良くないかを把握しよう。

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おやつの話をする際にまず欠かせないのが、おやつに含まれている原材料の、何がどう良くないのか、身体に悪影響がある恐れがあるのか、ということ。
1 使われている甘み成分(砂糖とか人工甘味料)
2 小麦粉
3 トランス脂肪酸
4 着色料、化学調味料
最低限そのくらいはチェックしたいところ。
おやつを買うときは、なるべく原材料が少ないものを選ぶようにしています。よくわからない横文字が多いものや着色料を使っているものはNG。裏の表示をよ~く見てみてくださいね。

甘み成分(砂糖・人工甘味料)

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甘み成分と言ってもいろんなものがありますが、大きくは砂糖人工甘味料に分けられます。砂糖はたいていのおやつには入っていますが、白砂糖は実はかなり危険と言われていて、なるべく摂らない方が良いものです。人工甘味料にもいろいろありますが、アスパルテームスクラロースは特に危険視されているので、避けたいところ。カロリーが低いからと言ってノンシュガーの人工甘味料を摂取するとかえって健康に悪いということも多々あるので気をつけてください。また、コーンシロップブドウ糖果糖液糖など、清涼飲料水などに使われている甘味料もありますが、これもほとんどの場合が遺伝子組み換えトウモロコシなどから作られた甘味料ですので、なるべく避けるようにしましょう。私が選ぶときに気をつけているのは人工甘味料ですね。砂糖抜きのおやつを探して食べていたこともありましたが、なかなかないのと、精神的にきつくなってくるので(笑)、砂糖ゼロにはこだわらないことにしました。

 

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欧米ではグルテンフリーの食事が徐々に市民権を得てきているようですが、日本ではまだまだ一般的ではなく、小麦やグルテンの害の話はようやく健康好きな人の間で言われるようになってきた程度。私も一時期小麦グルテン抜きを実践していました。小麦が身体に悪いという話も諸説あるものの、私の考えではいくつかの要因があるように思っています。一つは小麦粉のポストハーベスト。海外から輸入される小麦にはポストハーベストと呼ばれる、収穫後に腐らないようにするための農薬がたっぷりかかっていて、そんな輸入小麦が日本で一般的に流通しています。ですから、世の大半の小麦製品にはポストハーベストがたっぷりかかっているということ。そしてもう一つが、現代の小麦は品種改良を重ねた結果、原種の小麦からは程遠い作物になってしまっているということ。ほぼほぼ遺伝子組み換えと言ってもいいのではないかというくらい、人工的な小麦なんだそうです。小麦アレルギーや小麦グルテンに過敏な人が多いのは、もしかしたら遺伝子組み換え食品に過敏反応するのと同じメカニズムかもしれません。品種改良されていない古代小麦にはスペルト小麦カムット小麦アクルクス小麦などがありますが、日本では一般には見かけません。輸入おやつに古代小麦を使ったものがあり、私はそれをよく食べています。国産小麦はポストハーベストを使っていないという点では安心なのですが、そもそもの品種が原種とは程遠いものになってしまっていることを考えると、もはや小麦に安全と言えるものはないのかもしれません。

トランス脂肪酸(ショートニング・マーガリン・植物油脂)

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以前にもこちらの記事トランス脂肪酸の危険性について少し書きましたが、おやつには非常に高い確率で使われています。「ショートニング」「マーガリン」と書いてあるものは間違いなくトランス脂肪酸ですので気をつけましょう。あとはチョコレートなどによく使われている「植物油脂」、これもトランス脂肪酸と思った方が良いでしょう。遺伝子組み換え食品を使った油かもしれません。しかしながら裏を見るとわかりますが、たいていの商品に「植物油脂」は使われているし、その植物油脂が何なのかは書いていません。ある程度は仕方ないと思って買うしかないかもしれません。

着色料、化学調味料(アミノ酸等)

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赤色○号、といった着色料はよく見れば避けられますので注意して見てみてください。化学調味料は「調味料(アミノ酸等)」という表示で非常によく見られます。以前の添加物の記事に化学調味料について書いておりますので参考まで。おせんべいやスナック菓子にはたいてい使われています。これもなかなか避けられない添加物の一つですが、おせんべいなどでもよく探せば「化学調味料不使用」といった安全なものがありますので、そういうものを意識的に選んでみてほしいと思います。

今後はおやつの種類別に気をつけるポイントを書いてみようと思います。
おやつや甘いものについては、私自身本当にやめられなくて苦労していますし、だからこそどんなものを食べたら良いかということには非常に気を遣ってきました。さまざまなお店でいろんなおやつの裏を見て、たくさん試して買ってみたからこそわかることがあるかもしれません。世の甘い物好きの皆様のお役に立てることがあれば嬉しく思います。

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