自然療法

【ハーブの楽しみ方】体調管理のハーブティーその3(香りが良い)

ハーブの楽しみ方の記事も第3回目となりました。「その1」(実際に試して変化や効果を感じやすかったハーブ)、「その2」(日常に取り入れやすいおいしくて飲みやすいハーブ)、そして今回は豊かな「香り」を楽しむことができるハーブをご紹介したいと思います。香りにも癒しの効果がありますし、香りのあるハーブをブレンドしてオリジナルのアロマハーブティーを楽しんでみてはいかがでしょうか。

香りを楽しむならフレッシュハーブが一番!

ハーブの芳香成分はすぐに揮発してしまうので、フレッシュの摘みたてハーブティーが一番香りを楽しめます。フレッシュハーブを気軽に楽しむなら、家庭菜園が一番です。これから家でハーブを育てようと思っている方は、芳香成分の強いハーブがおすすめですよ。おすすめはペパーミント、ローズマリー、レモンバームなど。おうちで摘みたてのフレッシュハーブティーを飲めるなんて、贅沢なひと時ですよね。

香りは揮発成分ですので、時間が経つとともに香りが飛んでいってしまいます。香りを楽しむのを目的にハーブティーを淹れる場合は、きちんとふたをして、淹れたてを飲むようにすると良いですね。香りを楽しむものはアイスティーよりホットティーの方がよりおいしく飲めると思いますよ。

ハーブ愛飲家の私が選ぶ香りを楽しむアロマハーブティーとしておすすめのハーブ5選

*ローズ

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女性に大人気のローズティー。赤い花びらが女子力を高めてくれそう!ゴージャスな満足度の高い香りが楽しめます。飲むと女性らしい気持ちを思い出させてくれるし(普段忘れてるから余計)、優雅な気持ちになれるんですよね。落ち込んだ時は優しく慰めてくれるし、リッチな気分になれて自己肯定感も高まる感じ。タンニンが入っているので、長時間抽出すると渋くなるので気をつけましょう。ローズ(学名:Rosa damascena※)を精油で買うととても高いので、ローズティー(Rosa gallica※)ならよりお手頃価格でローズの香りを楽しめるのでおすすめです。リンデンベルベーヌとブレンドすれば、最強の香りうっとりハーブティーの完成です。※ローズは精油とティーでは用いるローズの学名が違います。

*エルダーフラワー

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エルダーフラワーは甘酸っぱい香りが特徴的な小さいお花のハーブです。「インフルエンザの特効薬」として知られていて、邪やインフルエンザ花粉症などの上気道カタル症状に適応があります。ポリフェノールの一つであるフラボノイドが豊富に含まれているため、発汗、利尿、抗アレルギー作用に優れています。私も鼻水やのどの調子が悪くなりそうなときは飲むようにしています。効能もありますが、美味しく楽しんで飲むこともできるハーブです。免疫賦活作用のあるエキナセアとブレンドすれば風邪やインフルエンザも撃退できるかも!?

*フェンネル

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フェンネルはとてもスパイシーなハーブで、インド料理屋によく置いてあるカラフルなつぶつぶ(口直し)は実はフェンネルです。駆風作用(ガスを出す)があるので、おなかの張りにおすすめです。また、鎮痙、去痰作用もあるので、上気道カタル症状(鼻とかのどのいわゆる風邪のような不調)のサポートにもなります。前述のエルダーフラワーとブレンドしても良いかもしれませんね。小さいですが果実なので、使用前にすりつぶすとよりスパイシーな香りを楽しめます。お腹の不調にはペパーミント×フェンネルのブレンドがおすすめです。

*リンデン

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うっとりする高級感のある香りが特徴のリンデン。こちらもポリフェノールの一つであるフラボノイドが豊富で、発汗、利尿、鎮静作用があります。多糖類も含まれているので、とろっとした感じがします。フラボノイドと多糖類が含まれているので風邪上気道カタル症状におすすめ。タイムエルダーフラワーとブレンドすると良いでしょう。就寝前のリラックスティーとして、鎮静ハーブのジャーマンカモミールパッションフラワーとブレンドすれば安眠できること間違いなし!

*タイム

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好き嫌いが分かれそうな独特の香りが楽しめるタイム。精油成分が特徴的で、最も抗菌力の高いハーブとして知られています。スッとする感じなので、消化不良にもおすすめです。サポニンという特徴的な成分が含まれていて、去痰作用に優れています。エルダーフラワー、リンデンとともに気道カタル症状の緩和をサポートします。おすすめはリンデンとのブレンド。タイム単品だと独特の香りが苦手、という人も、量を加減してリンデンとブレンドすればかなり飲みやすくなります。

香りを楽しめるハーブは他にもいろいろありますが、特に特徴的なものを選んでみました。目的別に選ぶのも良いですが、香りという観点から選ぶのもまた楽しいですね。香りのないものと組み合わせて変化をつけるのも良いですし、量を調節してお好みの香りをブレンドして作ってみるのも面白いです。「香りのあるもの・少ないもの」とカテゴライズして覚えておくと、ブレンドの幅が広がりますよ。こればかりは百聞は一見に如かずですので、是非実際に飲んで試してみてくださいね。

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